みなさまこんにちは。

株式会社クリーンメイトの西尾です。

今回は、和歌山県新宮市にて火災復旧作業のご依頼を受け、作業を実施してまいりました。

ご依頼者様はI様です。


お部屋の管理会社様から弊社をご紹介いただき、今回お問合せを頂戴しました。

マンション一室にて火災が発生し、お部屋内には燃えてしまった家財や煤が残っている為、解体工事から消臭作業までをお願いしたいとのこと。

それから後日、お見積りにお伺いして実際に室内の現状を確認していきます。

全室にかけて煤や燃え殻が散乱している状態で、主に和室・リビング部分への損傷が大きいように見られます。

また、壁・天井は全面ススで汚れています。


これは、鎮火までの時間が長ければ長いほどあっという間に全体へと火が広がることが理由にあります。

発火して周りに燃え移った火が上へと昇り移動してくため、たとえボヤ程度の火災でも必ず周囲に煤が付着するものです。


ご依頼者様に少しお話を伺うと、お部屋にはお母様がお住いでしたが、火災によりお亡くなりになられました。

出火原因は分からなかったそうです。

突然の出来事に戸惑い、悲しむ間もなく警察の現場検証が始まってようやく少し落ち着いたところ。

しかし、火災が発生した場所をそのまま放置して置くわけにもいきません。

どうにか作業してくれる業者はいないか、と管理会社様へ相談したところ、弊社を紹介されてご連絡いただいたのだそうです。



現状確認が終わりいくつか確認をさせていただくと、お母様は火災保険に入っていなかったため、今回は煤清掃を行わず解体工事までの作業になります。

後日、お見積書を作成してご提出させていただくと、

「どうすればいいのか分からなくて困っていたんですが、分かりやすく説明してくれて、丁寧に対応していただいてすごく助かりました。」

「作業はクリーンメイトさんにお願いしたいです。」

とおっしゃっていただき、この度はご成約いただく事となりました。



そして日程調整後、作業開始までに必要な準備を行っていきます。

火災復旧作業は関係諸機関との連携が重要となりますので、必ず事前の準備が必要なのです。

下記に火災復旧作業で作業開始前後に業者が必ず注意するべき点をまとめました。


【作業前の注意点】

〇管理会社へ許可を頂きビラ等の配布で周知・・・スタッフの出入り、騒音などのトラブル防止

〇燃えゴミの処分場所を各市町村へ事前確認・・・廃棄物はきっちり分別して定められた場所へ。
　確認を行わないままにしていると、結果的に工期が伸びてご依頼者様への負担が大きくなってしまう


【作業中の注意点】

〇経験豊富なスタッフを配置・・・火災復旧作業は煤清掃のほか解体工事も行うのでスキルが必要

〇残置物の仕分け・・・火災によって燃えた貴重品などを見落とさないよう慎重に仕分けをおこなう必要がある

〇火災復旧作業に関する許可証・・・都道府県知事から許認可を受けた許可書を保持（解体工事業、内装仕上げ工事業、塗装工事業など）。
　許可証を持たない業者が作業を行うことは違法となります。




事前に準備することで、トラブルを回避することへと繋がり、お客様への負担を軽減することができます。

上記の内容は火災復旧作業を業者へ依頼する際、業者選びの目安となりますので、ぜひ参考になさってくださいね。




そして作業を開始して、経験豊富なスタッフが作業を進めていきました。

～今回の作業内容～

・養生作業
・スケルトン解体工事
・有害物質除去作業
・残置物撤去
・消臭作業

※今回は煤清掃は行なわず、解体工事までの作業となっております。


計3日間の作業を終えて、作業が完了したことをご依頼者様へご報告して確認のためにお部屋へとお越しいただきます。

室内をご覧になったご依頼者様は、

「大変だったかと思いますが、作業をしていただいて本当にありがとうございます。」

「紹介してもらったのがクリーンメイトさんでよかったです。」

とおっしゃっていただき、作業の出来に大変お喜びのご様子でした。



Ⅰ様、この度は弊社へご依頼いただき誠にありがとうございました。

そして亡くなられたお母様へ、スタッフ一同心よりご冥福をお祈り申し上げます。




作業の様子やビフォーアフターは下記の写真にてご覧ください。


※注意喚起※
解体作業を行うには、解体業もしくは内装仕上工事業の許可が必要となります。
しかし、許可を取得せず作業を行っている業者様が多く存在しております。
無許可での作業は違法であり、トラブルになる可能性がありますのでご注意ください。
弊社では、内装仕上工事業・塗装工事業の許可を取得し作業を行っておりますのでご安心してお問い合わせくださいませ！！