
高齢化や人口減少が進む昨今、実家を相続したものの住む予定がなく、空き家になってしまうケースが増えています。
そうした背景から今、家を解体したり売却したりする「家じまい」が注目されています。
本記事では、家じまいの意味や目的、かかる費用の目安、さらには家じまい後の生活のあり方までを分かりやすく解説します。
家族や自分自身の将来に備えるために、ぜひ参考にしてください。
家じまいって?
まずは家じまいとは何か?について説明したいと思います。
「家じまい(いえじまい)」とは、
長年住んだ家を手放し、生活の拠点としての役割を終わらせる行為やそのプロセス
を指します。
では、家じまいは何のためにするのか?
家じまいの目的について詳しく説明していきましょう。
家じまいの目的
主に以下のような目的で行われます。
■必要のない物の整理
誰も住まなくなった家に残された家具や電化製品など不要な物を計画的に整理・処分し、家の中を空にすることで、管理の手間や将来の負担を軽くできます。
■空き家によるトラブルを防ぐ
誰も住んでいない家を放置すると、傷んだり荒れたりして、防犯や防災の面で危険が高まります。家じまいを行い、空き家の状態を解消することで、こうしたトラブルを未然に防ぐことができます。
■次世代への負担軽減
家や土地をそのままにしておくと、いずれ相続の手続きや管理の手間を子どもや家族が引き継ぐことになります。家じまいを現役世代のうちに進めておくことで、相続のトラブルや手続きの負担を減らすことができます。
家じまいにかかる費用の目安
家じまいにかかる費用は、家の大きさや状態、処分する方法によって異なりますが、だいたいの目安金額を知っておくことは大事です。
以下は大まかな費用の相場です。
■売却する場合
不用品・家財の処分費用 約10万円~50万円以上
ハウスクリーニング 3万~10万円
不動産の売却仲介手数料 売却価格の3%+6万円+消費税
相続登記・名義変更 5万~10万円
必要に応じたリフォーム 数十万円~
▶合計目安:20万~100万円前後+売却価格に応じた仲介手数料
■賃貸に出す場合
不用品・家財の処分費用 約10万円~50万円以上
ハウスクリーニング 約3万円~10万円
リフォーム費用 50~100万円前後
家賃査定・管理会社との契約 0~数万円
火災保険・各種手続き 数千~数万円
▶ 合計目安:30万~150万円前後(状態により大きく変動)
■取り壊して土地を更地化する場合
不用品・家財の処分費用 約10万円~50万円以上
建物の解体費用 約100万円~300万円
庭木や外構の撤去 数万円~50万円以上
相続登記・名義変更 5万~10万円
土地の整備費用 数万円~
▶ 合計目安:150万~400万円程度
家じまい後の生活
家じまいは、家を手放すことによって新たなライフスタイルを築く大きな転機となります。
ここからは、家じまい後の代表的な生活スタイルをご紹介します。
賃貸マンションへの住み替え
家じまいを終えた後、多くの人が選ぶ選択です。
高齢者の場合、戸建て住宅では階段の上り下りや広い敷地の管理が大きな負担になります。
バリアフリー設計の賃貸マンションやエレベーター付きの物件であれば、身体的な負担が少なく、将来的な介護や通院にも対応しやすいでしょう。
また、都市部の賃貸マンションに住み替えれば、病院やスーパー、交通機関などが近くなり、利便性の高い暮らしが実現できます。
高齢者向け施設への入居
これは、今後の身体的な変化や介護の必要性を考えた現実的かつ前向きな選択です。
高齢者向け施設にはさまざまな種類がありますので、最適なものを選びましょう。
介護付き有料老人ホームであれば、食事・入浴・排せつなど日常生活全般にわたる介護サービスを受けられるため、介護の必要な人にも対応可能です。
子ども世帯との同居
「子ども世帯との同居」を選ぶ方も少なくありません。
高齢になるにつれて、買い物や家事、通院などが負担になる場面が増えてきます。同居することで、こうした日常生活のサポートを子ども世帯が自然に担えるようになります。
一方で、子育て世帯にとっても、親の手助けを得ながら家事や育児を分担できるというメリットがあります。
ただし、生活スタイルや価値観の違いによるストレスも生まれやすいため、二世帯住宅への建て替えや、生活空間を分けた住まい方(玄関・キッチン別など)を検討するのも良いでしょう。
家事分担やプライバシーの尊重などについて、事前にしっかりと話し合うことが円満な同居生活の鍵となります。
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本記事では家じまいとは何か?かかる費用や家じまい後の生活についても紹介という部分に焦点を当てて解説しました。
【内容まとめ】
・「家じまい」とは、住まなくなった実家などを片付けて手放すこと
・主な目的は「不要な物の整理」「空き家問題の予防」「次世代への負担軽減」
・家じまいにかかる費用の目安は、おおまかに売却:20万~100万円+仲介手数料、賃貸:30万~150万円、更地化:150万~400万円ほど
・家じまい後の暮らし方は、「賃貸マンションへの住み替え」「高齢者施設への入居」「子ども世帯との同居」など
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