2025年7月9日(水曜日)

孤独死清掃の真実!特殊清掃の流れを実際の作業例を使ってわかりやすく解説

孤独死清掃の真実!特殊清掃の流れを実際の作業例を使ってわかりやすく解説



高齢化や単身世帯の増加により、「孤独死」という社会問題が深刻さを増しています。

本記事では、実際の孤独死現場で行われた特殊清掃の作業例を交えながら、どのような手順で作業が進められるのか等わかりやすく解説します。


知られざる特殊清掃の現場に迫り、孤独死がもたらす社会的・精神的な影響についても考えていきましょう。



まずは孤独死の実態からみていきましょう。

孤独死の発生件数や年齢別の割合をはじめ、現場のリアルを解説していきます。



データで見る孤独死




警察庁が発表した「警察取扱死体のうち、自宅において死亡した一人暮らしの者(令和6年)」によると、


2024年の孤独死(一人暮らしの方が自宅で亡くなった)の数は7万6,020人です。


うち、65歳以上の高齢者は5万8,044人にのぼり、これは全体の約76%にあたります。




<年齢別(多い順>

85歳以上  1万4,658人

75~79歳  1万2,567人

70~74歳  1万1,600人

となっています。



次に、65歳以上の、亡くなってから発見されるまでの期間を見てみると、「当日から1日以内」が最も多く22,734人、続いて「2~3日」が11,986人、「4~7日」が7,694人です。



地域別に見ると、東京都が最も多く7,699人、続いて大阪府5,329人、神奈川県3,659人、愛知県3,411人という結果です。

参考:警察庁HP




このことからわかること

■孤独死は特に高齢者に多く、さらに年齢が高くなるほど増加
■亡くなってからすぐに発見される人も多いが、数日以上かかるケースも少なくない
■東京都、大阪府、神奈川県、愛知県といった大都市圏での発生率が高い

ということですね。



都市部を中心に高齢者の単身世帯が増加していることが背景にあると言えるのではないでしょうか。




実際の孤独死現場とはどのようなものか




では、実際の孤独死現場というのはどのようなものなのか、弊社スタッフが実際に見た現場の様子をご紹介します。



<<弊社スタッフが見た実際の孤独死現場>>


状況:お一人暮らしをされていたお母様が室内にてお亡くなり 死後2週間ほど経過

ご依頼者F様より見積り希望のお問合せを頂戴し、お部屋へお伺いいたしました。


玄関扉を開けてすぐに強い腐敗臭が感じられ、室内にはハエなどの害虫が発生してしまっている状態でした。


また、故人様がお亡くなりになられていたキッチン部分の床面には、広範囲にわたり体液が付着していました。



このように、特殊清掃の現場は、遺体の腐敗や大量のゴミ、害虫、強烈な臭いを伴うことが多く、一般の人が立ち入るにはあまりにも過酷で危険な環境です。



しかしながら、対応までに時間がかかってしまうと、腐敗臭が外部へと漏れ出してしまい、最悪の場合近隣住民とのトラブルにも繋がりかねません。



なるべく早くプロに依頼をすることが大切です。





特殊清掃はどのように行われるのか?




では、特殊清掃業者によって行われる作業とはいったいどのようなものなのでしょうか?
先ほどの現場をどのように清掃・原状回復したのか、詳しく解説していきましょう。


間取り:1DK
作業人数:4人
作業時間:約7時間
作業金額:195,000円(税込)



特殊清掃
・汚染物梱包、撤去
・汚染箇所洗浄(汚れナイン使用)
・家財仕分け作業
・残置物撤去
・除菌作業(除菌ナイン使用)


無料サービス
・室内簡易清掃
・水廻り清掃
・エアコン各種取り外し



<<作業開始>>

まずは、スタッフや外部への感染予防のため室内全体に消毒剤(除菌ナイン)を噴霧


体液が付着している汚物の梱包・撤去、仕分け作業


室内の残置物をすべて撤去


汚染箇所や水廻りの清掃作業開始


特殊清掃洗剤(汚れナイン)を使用し、床にこびりついていた体液や髪の毛を手作業で洗浄


汚染箇所を含め、室内全体に薬剤(除菌ナイン)を噴霧


室内全体の清掃作業

※本来であれば、今回のような汚染レベルの場合、解体作業やクロス・CF剥離作業等を行ない、最終的に消臭作業まで行います。


しかし、お部屋を管理されている会社様の意向により、解体等の作業は行わず汚染箇所の洗浄のみの作業となりました。



作業が完了のご報告&最終確認


終了




孤独死は、決して他人事ではなく、誰にでも起こりうる問題です。


特殊清掃という過酷な現場の実態を知ることで、その深刻さを実感された方も多いのではないでしょうか。

高齢者の孤立を防ぐためには、地域や家族の関心と行動が必要です。

そして万が一のときは、専門業者に依頼し、迅速に対応することが大切です。



本記事では、孤独死清掃の真実!特殊清掃の流れを実際の作業例を使ってわかりやすく解説という部分に焦点を当てて解説しました。

【内容まとめ】
・孤独死は誰にでも起こり得る社会問題
・特殊清掃の現場は想像以上に過酷
・早期の発見・対応が被害拡大を防ぐカギ



特殊清掃を行う際、まずは故人に対する供養の気持ちを大切にしていただき、家族や親族にとって一番いい方法を取ってもらいたいと思っております。


ですが、特殊清掃についてお悩みでしたら、プロである私たち業者にまずはお気軽にご相談くださいませ。

現在悩まれている方にとって本記事の内容がお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。



特殊清掃 クリーンメイト

クリーンメイトは3,000件以上の実績を誇りながらも、やり直し・クレーム等は現在まで一度もありません。

 

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