2025年7月27日(日曜日)

特殊清掃 相場や業者の選び方など依頼前に知っておくべきことを解説

特殊清掃 相場や業者の選び方など依頼前に知っておくべきことを解説



特殊清掃とは、孤独死、自殺、事件現場といった、通常の清掃では対応が難しい現場を専門に対応する清掃サービスです。


遺体の発見が遅れた場合や腐敗が進んだケースでは、強い異臭や害虫の発生、床材や壁材への体液の浸透などが発生するため、高度な知識と特殊な機材に加え、豊富な経験が必要とされます。


しかし、いざ依頼しようとしても、相場が不明確だったり、信頼できる業者の見分け方がわからなかったりと、不安を抱く方も少なくないでしょう。


本記事では、特殊清掃を依頼する前に知っておくべき基礎知識を紹介します。






まずは、特殊清掃にかかるおおよその費用を把握しておきましょう。

孤独死による特殊清掃の費用は、
おおよそ8万円〜70万円程度が一般的な相場です。

特殊清掃の費用は、主に「部屋の間取り」と「作業内容」によって決まりますので、
事項でそれぞれ詳しく見ていきましょう。






間取り別・作業内容別の料金目安




以下は、部屋の広さ別の目安金額です。


間取り 目安の費用
1K~1R(約18~23㎡) 約80,000円~300,000円
1DK~3LDK(約25~40㎡) 約200,000円~400,000円
4DK~(約70㎡~) 約300,000円~600,000円
家財量が多いお部屋(ゴミ屋敷など)の特殊清掃 要見積り


基本的に費用は部屋の大きさに比例して高くなります。



つづいて、作業内容別の費用相場です。



作業内容 費用の目安
体液・血液などの清掃作業 約33,000円~100,000円
浴室での清掃作業
(体液・血液や沈殿した骨・髪などの除去も含む) 約49,500円~100,000円
基本の消毒・除菌・消臭作業 約11,000円~30,000円
汚染品の撤去作業 約7,700円~
汚染畳の撤去作業 約3,300円~9,000円/枚
臭気除去作業 約11,000円~50,000円
※1Kもしくは1Rの広さを基にした料金目安です





表を見てみると、特殊清掃には清掃作業以外にも消毒・除菌、臭気除去など通常の清掃作業とは異なる特殊な作業がありますね。


すべての作業が必ずしも必要という訳ではなく、現場の状況によって作業内容は違ってきます。


つまり、

汚染されたエリアが広いとその分必要な作業も増え、費用も増加する

ということですね。


具体的な作業内容については事項で説明しましょう。




特殊清掃の作業内容を理解しよう




特殊清掃業者が行うのは主に下記のような作業です。



消毒・除菌作業
清掃の前にまずは現場を消毒・除菌します。

これを最初にすることで、スタッフや外部への感染リスクを減らすことができます。



害虫駆除
特殊清掃の現場では、遺体の腐敗により発生した体液や腐敗物に引き寄せられて、ハエ・ウジ・ゴキブリ・ダニなどの害虫が大量に発生していることが多いです。

害虫の発生源を特定し、専用の薬剤を使って一斉に駆除します。

その後、死骸の回収や消毒、再発防止のための清掃・脱臭作業も丁寧に行います。
必要に応じて、防虫処理を何度か繰り返すこともあります。



汚染物の除去
床や布団、家具、家電、カーペット、畳など体液や血液、腐敗液などによって汚染された物を部屋から搬出します。

床や壁に染みついた汚れは、専用の洗浄剤や機材を使って丁寧に除去し、状況によっては、床材や壁の一部を解体・撤去します。



消臭・脱臭・除菌作業
特殊清掃において非常に重要な工程が消臭・脱臭です。
遺体の腐敗によって生じる強い臭いは、通常の換気や消臭剤では取り除くことができません。

オゾン脱臭機や専用薬剤を使用して、臭いの元にアプローチします。
臭気は壁紙や床材、エアコンの内部などにも染み込んでいる場合があるため、必要に応じてそれらの撤去や分解洗浄も行われます。



原状回復
最後に行われるのが原状回復作業です。
汚染箇所の解体や除去によって損傷した部分を修復し、可能な限り事故・事件発生前の状態に戻します。

具体的には、壁紙や床材の張り替え、塗装、簡易リフォームなどを行います。







実際に業者を選ぶときはどうすればいいのでしょうか?

最近は「特殊清掃」の需要が高まる一方で、残念ながら中には質の低い業者や、悪質な対応をする業者も存在します。


信頼できる業者を見極めるためのチェックポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。





まず、前提として

!!! 最低3社以上から見積もりを取得すること !!!
!!! 電話だけの見積りは避け、必ず現地訪問による見積りを依頼すること !!!

を忘れないでくださいね。





事前準備


【【 ホームページや口コミをチェック  】】
□具体的な会社概要(会社名、代表者名、住所、電話番号等)が明確に公開されているか
□施工事例や実績が掲載されているか
□実店舗や事務所が実際に存在し、訪問可能であるか
□固定電話があるか(携帯電話のみの業者は要注意)
□口コミサイトの評判は悪くないか



【【 許認可の確認 】】
□必要な許可を取得しているか
□ホームページ等で許可票が公開されているか
※エアコンやウォシュレットなどを取り外す場合 → 電気工事士の資格が必要
※リフォームや解体をする場合 → 内装仕上工事業・塗装工事業の許認可必要
※買取サービスを利用する場合  → 古物商許可が必要
※一般廃棄物収集運搬許可もしくは産業廃棄物収集運搬業許可を取得しているか




見積もり

【【 見積書の内容確認 】】
□項目別の明細が明確か  「人件費」「清掃作業費」「脱臭・除菌作業費」など、
□追加料金の発生条件が記載されているか
□作業内容に対して料金が適切か  ※極端に安い・高い見積もりには注意


【【 支払い条件の確認 】】
□支払いのタイミングや方法を確認 作業前払いか後払いか、現金・振込・クレジットカード等
□キャンセル料についての確認  いつから発生するのか(例:当日キャンセルは全額)等


【【 スタッフをチェック 】】
□担当者の身だしなみや言葉遣い
□説明の丁寧さと分かりやすさ
□質問への的確な回答
□心情への配慮はあるか



契約前に確認

【【 契約前に確認 】】
□作業中のトラブル対応方針
□損害保険加入の有無
□アフターフォローの確認
□クレーム対応の方針
□処分証明書発行の有無


いざ、特殊清掃が必要な状況になると、突然のことで冷静さを失ってしまうことでしょう。
ですが、できるだけ落ち着いて、信頼できる業者をしっかり選ぶことが大切です。





本記事では、特殊清掃 相場や業者の選び方など依頼前に知っておくべきことを解説という部分に焦点を当てて解説しました。


【内容まとめ】
・料金相場を把握する 費用は部屋の広さや作業内容によって異なる
・作業内容を理解する 特殊清掃には、消毒・害虫駆除・汚染物の除去・消臭・原状回復など
・複数社から現地見積りを取る
・信頼できる業者の見極め方を知る 会社の実態、許可や資格、口コミの評判などを事前に確認
・契約前に細かい点を確認する 見積書の明細、支払い方法、キャンセル料、保険加入の有無、アフターフォロー体制など


特殊清掃を行う際、まずは故人に対する供養の気持ちを大切にしていただき、家族や親族にとって一番いい方法を取ってもらいたいと思っております。


お悩みでしたら、プロである私たち業者にまずはお気軽にご相談くださいませ。

現在悩まれている方にとって本記事の内容がお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。




特殊清掃 クリーンメイト

クリーンメイトは3,000件以上の実績を誇りながらも、やり直し・クレーム等は現在まで一度もありません。

 

作業にあたるスタッフは、感染予防の知識や汚染箇所洗浄の経験・技術・知識を積んだ技能スタッフばかり。

 

 

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