2023年11月25日(土曜日)

火事で出たゴミの処理は自分でやるのは危険?|業者に頼むメリットと火災復旧作業の内容について解説




火災で出たゴミは、有害物質や発火しやすい物質、害虫や菌、ウイルスなどが混ざっていることがあります。

これらの物質を適切に処理しないと、健康被害や事故、感染症などのリスクが高まり、とても危険です。


この記事では、火災ゴミの処分方法や費用、業者選びのポイントやメリットなどについて、詳しく解説していきます。





火事で出たゴミの処理は、自分で行うことも可能です。

しかし、火災ゴミにはさまざまな危険が潜んでいるため、注意が必要となることも。

火事で出たゴミの処理で注意すべき点について、下記でご説明していきます。


火災ゴミの処理で注意するべき点

火災ゴミの危険性



火災ゴミには、以下のような危険が潜んでいます。

有害物質の発生
発火や爆発のリスク
・感染症のリスク


それぞれにはどのような危険が潜んでいるのか、順番に詳しくご説明していきます。


  有害物質の発生


火災によって、プラスチックや木材、家具などの材料から有害物質が発生することがあります

これらの有害物質は、人体や環境に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。


【具体的な有害物質】

プラスチックから発生する有害物質としては、ダイオキシンフッ素化合物、鉛、カドミウムなどが挙げられます。

これらの物質は、発がん性や生殖機能への影響胎児への影響など、さまざまな健康被害を引き起こす可能性があります。


木材から発生する有害物質としては、ホルムアルデヒド、ベンゼン、トルエンなどが挙げられます。

これらの物質は、呼吸器系への影響神経系への影響皮膚への影響など、さまざまな健康被害を引き起こす可能性があります。


家具から発生する有害物質としては、ホルムアルデヒド、鉛、カドミウムなどが挙げられます。

これらの物質は、前述のプラスチックや木材から発生する物質と同様の影響を引き起こす可能性があります。


  発火や爆発のリスク


火災ゴミの中には、まだ燃え残っている炭化物や、発火しやすい物質が混ざっていることがあります。

これらの物質は、発火や爆発のリスクを高めるため、注意が必要です。


【 具体的な発火や爆発の原因 】

発火や爆発の原因としては、以下のようなことが挙げられます。

  • ・炭化物が自然発火する
  • ・発火しやすい物質が摩擦や衝撃によって発火する
  • ・火災ゴミの中に残っていた火種が再発火する



  感染症のリスク


火災ゴミの中には、ゴキブリやダニなどの害虫や、感染症の原因となる菌やウイルスが混ざっていることがあります。

これらの害虫や菌・ウイルスは感染症のリスクを高めるため、注意が必要です


【具体的な感染症の原因】

感染症の原因としては、以下のようなことが挙げられます。

  • ・ゴキブリやダニなどの害虫に刺されたり、噛まれたりすることによる感染
  • ・感染症の原因となる菌やウイルスに接触することによる感染



自分で処理するリスク



火災ゴミの危険性を理解せずに、自分で処理すると、以下のようなリスクがあります。


  • ・有害物質による健康被害


有害物質を吸い込んだり、皮膚に付着させたりすると、健康被害を受ける可能性があります。

具体的には、呼吸器系への影響神経系への影響皮膚への影響発がん性などが挙げられます。


  • ・発火や爆発による事故


発火や爆発によって、火災やケガなどの事故につながる可能性があります。

具体的には、火災による焼死や重傷、爆発による爆傷や重傷などが挙げられます。


  • ・感染症の感染


害虫や菌、ウイルスに感染して、感染症を発症する可能性があります。

具体的には、ダニによるアレルギーノミによる感染症菌やウイルスによる感染症などが挙げられます。


火事で出たゴミにはさまざまな危険が潜んでいるため、注意が必要でしょう。

安全に処理するためには、業者に依頼することをおすすめいたします。






火事で出たゴミの処分は、自分で行うことも可能です。※別途、罹災証明が必要

しかし、火災ゴミにはさまざまな危険が潜んでいるため、安全に処理するためには、業者に依頼することをおすすめします。

  業者に依頼するメリット


業者に依頼するメリットは、大きく分けて以下の3つです。

  • ○安全・確実に処理できる
  • ○手間や時間が省ける
  • ○専門の知識や技術がある


それぞれのメリットについて、順番に見ていきましょう。


○安全・確実に処理できる


専門業者は、火災ゴミの処理に関する専門知識や技術を有しているため、安全・確実に処理することができるのです。

火災ゴミには、有害物質や発火しやすい物質、害虫や菌、ウイルスなどが混ざっていることがあります。

これらの物質を適切に処理しないと、健康被害や事故、感染症などのリスクが高まるでしょう。


業者は、これらのリスクを回避するために、以下の対策を講じています

  • ・有害物質の測定
  • ・発火しやすい物質の分離
  • ・害虫や菌、ウイルスの除去
  • ・適切な処理方法の選択


また、業者は処理の際に防護服やマスクなどの安全装備を着用して作業するため、作業員の健康被害も防ぎながら作業を行うことができます。


○手間や時間が省ける


1. 業者に依頼すれば、自分でゴミを運搬したり、処分の手続きをしたりする必要がない。


2. 火災ゴミは重量がある場合や量が多い場合には特に、運搬が大変……。



業者に依頼すれば、これらの手間や時間を省いて、迅速に処理することができますね。


○専門の知識や技術がある


業者は、火災ゴミの処理に関する専門知識や技術を有しているため、適切な方法で処理することができます。

火災ゴミの処理には、以下の方法があります。

  • ・焼却処分
  • ・埋立処分
  • ・リサイクル


業者は、ゴミの種類や量、状況に応じて、適切な処理方法を選択することができます。


また、火災ゴミの処理に関する最新の情報を把握しているため、法令や基準に沿った処理を行うことができるのです。


  具体的なメリットの例


以下に、業者に依頼するメリットの具体的な例をいくつか挙げます。



〇有害物質の測定により、健康被害のリスクを回避することができる


〇発火しやすい物質の分離により、発火や爆発のリスクを回避することができる


〇害虫や菌、ウイルスの除去により、感染症のリスクを回避することができる


〇適切な処理方法の選択により、環境への負荷を軽減することができる


〇重量があるゴミや、量の多いゴミの運搬を業者に任せることができる


〇処分の手続きを業者に任せることができる


〇火災ゴミの処理に関する最新の情報を把握している業者に依頼することで、法令や基準に沿った処理を依頼することができる

これらのメリットを踏まえて、火災ゴミの処分でお悩みの方は、ぜひ業者に依頼することを検討してみてくださいね。






火災ゴミの費用は、以下の3つの要素によって決まります。

  • ゴミの種類
  • ・ゴミの量
  • ・処分方法

※下記の内容はあくまでも火災で発生した、燃えていない一般家庭ごみの場合です。


事業系等での火災ごみの詳細は各市区町村の管轄にお問い合わせください。



【 ゴミの種類 】


ゴミの種類によって、費用は大きく異なります。

一般的なゴミ(木材、家具、家電など)の費用は、1トンあたり5,000円~10,000円程度ですが、

有害物質を含むゴミ(プラスチック、塗料、バッテリーなど)の費用は、一般的なゴミの2倍~3倍程度です。

つまり火災ゴミは一般的な廃棄物と違い料金が通常の倍以上からかかります

また市区町村によっては火災ゴミの受け入れをしていない所もあります。



【 ゴミの量 】


ゴミの量が増えるほど、費用は高くなります。

一般的には、1トンあたりの費用にゴミの量を乗じた金額が、処理費用となります。



【 処分方法 】


処分方法によっても、費用は異なります。

焼却処分

最も一般的な処分方法です。費用は、1トンあたり5,000円~10,000円程度です。

埋立処分

焼却処分よりも費用が安い傾向にあります。費用は、1トンあたり3,000円~5,000円程度です。

リサイクル

費用が最も高い傾向にあります。費用は、1トンあたり10,000円~20,000円程度です。



  費用相場



上記の要素を踏まえると、火災ゴミの費用相場は、以下のとおりです。

  • 自身で持ち込みをする時の費用

    • 市区町村によって異なりますが、罹災証明があれば火災ゴミは減免の所が
    • 多いです。

  • 一般的なゴミ(木材、家具、家電など)の費用

    • 1トンあたり5,000円~10,000円程度
    • (100kgあたり500円~1,000円程度)


  • ・有害物質を含むゴミ(プラスチック、塗料、バッテリーなど)の費用

    • 1トンあたり10,000円~20,000円程度
    • (100kgあたり1,000円~2,000円程度)



  費用を抑える方法


火災ゴミの費用を抑えるためには、以下の方法があります。


  • 罹災証明の手続きをする

火災ゴミの処分については各市区町村の窓口で全焼・半焼の面積に応じて罹災証明を発行していただけます。
この書類を有していると火災ゴミの処分がスムーズに行うことができます。


  • ゴミの種類を分けて処理する


有害物質を含むゴミは、一般的なゴミよりも費用がかかります。
そのため、有害物質を含むゴミを、一般的なゴミと分けて処理することで、費用を抑えることが可能に。


  • 処分方法を検討する


焼却処分は、埋立処分よりも費用がかかります。
そのため、埋立処分やリサイクルを検討することで、費用を抑えることができます。


  • 業者を比較する


業者によって、費用は異なります。
そのため、複数の業者に相見積もりを取ることで、費用を抑えることができるでしょう。


火災ゴミの費用は、ゴミの種類ゴミの量処分方法によって異なります。


費用を抑えるために、ゴミの種類を分けて処理したり、処分方法を検討したり、業者を比較したりすることが大切です。






火事で出たゴミの処分は、業者に依頼するのが一般的です。

しかし、業者によって対応や費用が異なるため、慎重に選ぶ必要があります


火災ゴミの業者を選ぶ際には、以下のポイントを押さえることが大切です。


  • 実績や信頼性


業者の実績や信頼性をチェック!!

業者の実績や信頼性を判断するポイントとしては、以下のようなものがあります。

*創業年数や従業員数
*許認可の有無(特別管理産業廃棄物収集運搬許可証)
*口コミや評価
  • 料金


料金を比較する!!


業者によって、料金は大きく異なります。
複数の業者に見積もりを取ることで、適正な料金かどうかを判断することができます。


  • サービス内容


サービス内容を比較してみる!!


業者によって、サービス内容は異なります。
運搬や処分の手続きなどを、業者に依頼するかどうかを検討した上で、サービス内容を比較しましょう。


  • 対応の丁寧さ


対応の丁寧さをチェック!!


電話やメールでの問い合わせの際に、対応が丁寧かどうかをチェックしましょう。
また、現場での作業も、丁寧に行うかどうかを確認しておくこともおすすめ。



以下の表に、業者選びの具体的なチェックポイントをまとめました。

チェックポイント具体的な内容
実績や信頼性創業年数や従業員数、許認可の有無、口コミや評判
料金1トンあたりの料金や、有害物質を含むゴミの料金、出張費など
サービス内容運搬や処分の手続きなどを、業者に依頼するかどうか
対応の丁寧さ電話やメールでの問い合わせの対応、現場での作業の対応など


※ 処分する過程で、別途ダイオキシン検査が必要になる場合があります。

ダイオキシン検査もしてくれる業者も念頭に入れて見積もりを取られる方が好ましいです。

火災ゴミの業者を選ぶ際には、上記のポイントを押さえることが大切です。

これらのポイントを踏まえて、複数の業者に相見積もりを取って、適切な業者を選んでいきましょう!





火事で出たゴミの処理は、業者に依頼するのが一般的です。業者に依頼する流れは、以下のとおりです。


1.  業者選び


まずは、業者選びを行います。業者選びのポイントは、以下のとおりです。

  • 実績や信頼性
  • 料金
  • サービス内容
  • 対応の丁寧さ


複数の業者に見積もりを取ることで、適切な業者を選ぶことができます



2.  見積もり依頼


業者を選んだら、見積もり依頼を行います。見積もり依頼の際には、以下の情報を伝えましょう。

  • ・ゴミの種類
  • ・ゴミの量
  • ・処分方法
  • ・希望の作業日


業者によっては、出張費や追加料金が発生する場合があるため、あらかじめ確認しておきましょう。



3.  見積もり内容の確認


見積もりの内容をよく確認しましょう。

見積もり内容に不明点や疑問点があれば、業者に確認しましょう。



4.  契約


見積もり内容に納得したら、契約を行います。

契約の際には、見積もり書の内容を必ず確認しましょう。



5.  作業


契約内容に基づいて、作業を行います。

作業中は、業者の指示に従いましょう。



6.  支払い


作業が完了したら、費用を支払います。

支払い方法は、業者によって異なります。


・具体的な流れ


以下の表に、火災ゴミの処理を業者に依頼する流れの具体的な内容をまとめました。


ステップ内容
1. 業者選び実績や信頼性、料金、サービス内容、対応の丁寧さなどを比較して、適切な業者を選ぶ
2. 見積もり依頼ゴミの種類、ゴミの量、処分方法、希望の作業日などを業者に伝える
3. 見積もり内容の確認見積もり内容に不明点や疑問点がないかを確認する
4. 契約見積もり内容に基づいて、契約を交わす
5. 作業契約内容に基づいて、業者が作業を行う
6. 支払い作業が完了したら、費用を支払う
 注意点 

火災ゴミの処理を業者に依頼する際には、以下の点に注意しましょう。


  • ・許可を得た業者に依頼する


火災ゴミの処理は、特定管理産業廃棄物収集運搬+処理業の許可を得た業者に依頼する必要があります。

許可を得ていない業者に依頼すると、適切な処理が行われず、環境や健康に悪影響を及ぼす可能性があります。


  • ・見積もり内容をよく確認する


見積もり内容には、作業内容費用出張費追加料金など、さまざまな情報が記載されています。

見積もり内容をよく確認して、納得した上で契約をしましょう。


  • ・作業中は、業者の指示に従う


作業中は、業者の指示に従いましょう。

安全に作業を進めるために、業者の指示に従うことが大切です。




火災ゴミの処理についての危険性や、業者へ依頼するメリットについてご紹介しました。

火災ゴミの処理のまとめ

  • ・火事で出たゴミの処理は、自分で行うことも可能ですが、危険性があるため、業者に依頼することをおすすめします。
  • ・業者に依頼するメリットは、安全・確実に処理できる、手間や時間が省ける、専門の知識や技術がある、の3つです。
  • ・火災ゴミの費用は、ゴミの種類、ゴミの量、処分方法によって決まります。
  • ・火災ゴミの業者を選ぶ際には、実績や信頼性、料金、サービス内容、対応の丁寧さなどを比較して、適切な業者を選びましょう。
  • ・火災ゴミの処理を業者に依頼する際には、特定管理産業廃棄物許可を保有した業者に依頼し、見積もり内容をよく確認し、作業中は業者の指示に従うことに注意しましょう。



具体的なポイント

  • ・火事で出たゴミには、有害物質や発火しやすい物質、害虫や菌、ウイルスなどが混ざっていることがあります。これらの物質を適切に処理しないと、健康被害や事故、感染症などのリスクが高まります。
  • ・業者に依頼すれば、これらのリスクを回避することができます。
  • ・業者に依頼する際には、複数の業者に見積もりを取ることで、適正な料金かどうかを判断することができます。また、見積もり内容に不明点や疑問点があれば、業者に確認しましょう。
  • ・作業中は、業者の指示に従って、安全に作業を進めましょう。


本記事がみなさんのお役に立てれば幸いです。


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