2024年4月4日(木曜日)

お部屋の壁紙にカビが…!!|室内でカビが発生した場合の影響や壁紙についたカビの対処法・対策法を解説

お部屋の壁紙にカビが…!!|室内でカビが発生した場合の影響や壁紙についたカビの対処法・対策法を解説


部屋の壁紙をよく見るとカビが生えてる…!!どうすればいいんだろう?

という問題を抱えてお悩みの方も多いのではないでしょうか。

カビを放置していれば様々な影響が出る可能性があり、時には危険な状況になる場合もあります。


本記事では、壁紙や床・天井に発生したカビが与える影響や、対処法・対策などを解説していきます。

賃貸物件にお住いの方は退去時の修繕費にも関係する内容となりますので、ぜひ最後までご一読くださいませ。



なぜカビが発生するのか

そもそも、カビはなぜ発生するのか?どの条件で繁殖するのか?

壁紙についたカビの対処法を見ていく前に、カビについての基本的な特徴をご紹介していきます

発生条件や繁殖の要因について知っておくことで、これからの対策もしやすくなるでしょう。



カビの発生条件




カビが発生するのにはいくつかの条件があり、それらをクリアするとすさまじいスピードで繁殖が始まります。

カビの発生条件は、下記の通りです。

温度(25~40℃まで)
湿度(60%以上)
汚れ


カビも人間と同じく生きている生き物ですので、水や酸素やエサが必要です。

そのため、上記の条件を満たすと空気中に潜んでいたカビ菌が付着し、そこから一気に繁殖し始めるという訳です。


カビの種類と発生しやすい場所




地球上に存在する微生物のうち、約36%を占めていると言われるカビ。

その種類は数多くあり、少なくとも3万種以上いると考えられています。

その中でも私たちに身近な6つのカビの種類と好んで発生する場所を、下記の表にまとめました。


カビの名称好む場所毒性
黒カビ(クラスドポリウム)・結露の溜まりやすい場所
・空気の流れが滞留しやすい場所
なし
(発生した胞子を吸い込むと人体への健康被害が出る可能性あり)
赤カビ(フザリウム)・収穫した野菜
・古くなったパンやご飯
あり(強い)
青カビ(ペニシリウム・パンやご飯やお菓子など食べ物全般
※チーズなどの発酵にも使われる
なし
(ただし、赤カビも一緒に発生している場合が多いため有毒となる可能性が高い)
緑カビ(トリコデルマ)・木材あり
黄カビ(カワキコウジカビ)・ガラス
・カメラのフィルム
・刀剣
などの乾燥した場所
基本的にはないが、毒性が強いカビを発生することもある
白カビ(ペニシリウム・カンディダム)・湿度の高い場所
(キッチン・浴室・洗濯室など)
あり
(あるものとないものがある)

一般的にみなさんがよく見かけるカビは、黒・赤・青などのカビではないでしょうか?

しかし、実はそれ以外にも様々な種類のカビが、私たちヒトが住む環境に潜んでいるのです


ただ、食品などの発酵に使われるカビ菌もあるため一概に悪いものとは言えませんが、健康被害が出る可能性のあるカビが多いことは否めません。

上記の表に毒性がないとしているカビもまた、胞子が体内に入ることで人体への悪影響を及ぼします




カビの発生原因についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひご参考ください。

関連記事:カビが発生したらどうする?カビ除去のプロに頼むべき?|カビ発生した場合の対処方法・専門業者の選び方を徹底解説


壁紙にカビが発生するとどうなる?


日本は雨や台風が多く発生し、常に湿度が高い国です。

カビの発生条件を揃えていることに加えて、近年の住宅は気密性が高くなっていて湿度が下がりにくい造りになってきています。

そうなると、目に見える壁や床だけでなく、床下や壁裏・天井裏にまでカビが広がっていき、最終的には建物だけでなく人にまで被害を与えるのです。


発生したカビをそのまま放置するのは危険!




カビは空気中に浮遊しているものですが、室内の壁や床などカビが好む場所に付着すると、まずはそこに根を張っていきます。

そこから発芽して菌糸を伸ばして増殖していき、空気中に舞った胞子がまた違う場所へ着床して…。

と、カビの増殖は瞬く間に広がっていきます


もし、壁紙に小さなカビを発見したとします。

最初のうちは「カビができてるな」ぐらいに思っていたとしても、同じ環境が続けばそこからどんどんカビの範囲が広がっていくでしょう。


また、放置し続けていると壁紙に広がるだけでなく、壁裏(ボード)にまでカビが発生してしまうとかなり厄介です。

建物自体の強度にも問題が生じる可能性も。



起こり得る可能性がある主な影響は下記の通りです。

カビによる影響具体例
建材に与える影響・クロスのめくれ
・材料自体の劣化
・腐敗
・腐朽

など
人に与える影響・アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
・気管支喘息
・鼻炎
・シックハウス症候群
・肝臓がん
・腎臓がん

など

もし壁紙の内側にまでカビが生えているならば、発生した胞子が空気中に舞い、壁紙の裏にあるボードまで広がっていくでしょう。

壁紙の表面であればカビの発生にすぐ気づけますが、目に見えない部分は発見が遅れる可能性があります。


上記のような悪影響を受けないように、カビが発生したらすぐに対処したり、普段から対策をしておくことが大切なのです。




お部屋の壁紙にカビや劣化が見られた時の対処法


悪影響を及ぼす危険があるカビですが、賃貸物件の場合には特に、みなさんの悩みの種になることかと思います。

もし、壁紙(クロス)に問題が生じたらどのように対処すればいいのでしょうか?

ここでは、自分でできる壁紙のカビや劣化への対処法をご紹介していきます


壁紙の表面にカビが見られた場合




壁紙の表面に点状のカビ(状態が軽いもの)が見られた場合は、洗剤でふき取った後に防カビ剤で対処する方法が有効的です。

ただし、うっすら見えているような軽いカビであったとしても、見えていない範囲にまでカビが広がっている可能性もあります。

なので一点だけでなく壁全体を視野に入れて対策を行うことがおすすめです。


カビを除去したあとはなるべくお部屋を清潔に保ったり、空気が滞留しないよう家具の配置を変えるなどの対策も必要です。



殺(除)カビ剤には塩素系のものが一番効果的なのですが、人体・建材にも影響が出やすい薬剤なので取り扱いには十分に注意が必要です。

軽いカビであれば、中性洗剤を使って除去していくのも良いでしょう。

しかし、カビ除去効果はそこまで強くはないので、カビの再発防止のために除湿や掃除をしていくことがおすすめです。

※小さなお子さんやペットがいるご家庭では特に、殺カビ剤や防カビ剤に含まれている成分をよく読んでから購入してください。



また、広範囲に広がっていたり、何度カビ対策を行ってもまたカビが再発するようであれば、壁紙の張替えを検討した方がいいかもしれません。

ご自身でカビの除去が難しいと感じたときには、信頼できる専門業者に依頼することをおすすめいたします。



壁紙が浮いてきた場合




室内の湿度が高い環境では壁紙が浮かび上がってくる状況が発生します。

湿気により膨らんだ壁紙がボードから剝がれ、ひどい状況であればめくれてくる現象が起こります。

この対策としては、専用の注射器を使って壁紙とボードとの間に接着剤(壁紙用)の糊を再注入する方法が有効的でしょう。


糊を入れることで壁紙が膨れることを抑えることができ、元の状態に戻すことが可能となります。

また、湿気が高くなりやすい梅雨の時期には浮かび上がりやすいため、除湿をしたり定期的にチェックしておくことをおすすめいたします



専用の注射器や圧着用のローラーを使うとより効果的に対処できますので、事前に購入しておくなど準備が必要でしょう。

また、自分で対処した後に業者に作業を依頼するならば、浮き上がりのあった場所をマークしておく必要があります。

業者がスムーズに作業を行えるようにしておきましょう。



壁紙の裏やその後ろのボードにまでカビが広がっている場合




もし、壁紙の裏やボードにまでカビが広がっていたならば、大々的な工事を行ってカビを除去する必要があります。

ボードだけでなくコンクリートにまでカビが繁殖している場合は特に厄介です。


このケースのカビ対策の方法は、下記の通りです。

壁紙をすべて剥離する
カビが発生している壁やボードやコンクリート全面の洗浄・抗菌等のカビ処置
(浸食具合によってはボードの取り換えも必要)
室内全体の除菌
新しい壁紙の貼り付け



また、作業を行った後も高湿にならないようにしたり、清潔に保っておくなど室内の環境を改善することも大切です。



壁紙の裏にまでカビが繁殖してしまっている場合は、自身で対処することが難しくなるでしょう。

上記のように大がかりな作業を行うことになりますので、目安としてはおおよそ25~30万円ほどの費用が掛かると想定してください。



経年劣化によって壁紙にひび割れが発生した場合




長く住んでいると経年劣化によって壁紙にひび割れが発生することがあります。

もし、ひび割れが深い場合には建物自体に歪みや劣化が生じている可能性が高いでしょう。

この場合の対処法としては、壁紙の張替えや補修材でひびを埋める方法が有効的です。



ひび割れの状態がひどい場合には、専門的な調査をしてもらいましょう

建物自体の問題ならば、今後の安全面を考えてもプロの専門業者へ調査を依頼することをおすすめいたします。

※ひび割れの程度や範囲により異なりますが、一か所あたり2~3万円ほどが一般的な目安です。




賃貸物件に長く住んでいると退去時の修繕費が安くなるって本当?


物件に長く住んでいると経年劣化が生じるのは自然な流れです。

賃貸の場合は契約書にも記載されていると思いますが、一定年数が経過した場合に一部の修繕費は賃借人の負担が免除されます。

つまり、基本的に長く住むほど退去時の修繕費用は安くなると考えていてください。


お部屋の壁紙やフローリング、畳といった内装材は、通常使用によって6年(クロスなど)から15年(畳など)の間で経年劣化すると言われています。

物件契約時の特約によっては経年劣化も賃借人の負担となる場合もありますが、基本的にはオーナーが負担する範囲となっています。


しかしながらよくカビが発生する住居に関しては、オーナー側や管理会社側の契約書内に
『換気をよくしてください。』や『家財を壁から離してください』などの文言が記載されているケースがあります。

上記内容が記載されている場合は、過去に住まいの住居内でカビが発生しているケースやマンション内で発生しているケースが考えられます。

気になる方は契約書や注意書きを確認してもいいかと思います。


※契約前に修繕費に関する項目はよく読んで確認しておくことをおすすめいたします。


6年以上住んでいて室内の壁紙などに発生したカビが自然損耗に起因するならば、賃借人にとっては退去費用が安くなると言えるでしょう。



ただし、自然損耗以外の原因によって損傷したものに関しては、賃借人の費用負担となる場合があります。

例)
・加湿をしすぎてカビが大量発生したことで劣化した
・壁に穴や傷を付けたことによって壁紙がめくれた   など



6年以上住んでいても、退去時の修繕費用が必ず免除されるとは限らない、ということを覚えておきましょう




まとめ:カビ除去はプロの専門業者に依頼するのがおすすめ!


本記事では、壁紙にカビが発生したときの対処法や対策についてご紹介しました。

内容まとめ

・カビが発生するには一定の条件がある
・温度、湿度、汚れなどの条件が重なるとカビが大量発生しやすい
・代表的なカビの種類と好んで発生しやすい場所を解説
・壁紙にカビが発生したら起こる危険について解説
・壁紙にカビや劣化が見られた時の対処法を紹介
・賃貸物件に長く住んでいると修繕費は比較的安くなる傾向にある


私たちの身近に存在するカビ菌ですが、放置しておくと人体や建材への悪影響が見られる可能性があります。

もしあなたのお家にカビが発生発生した場合には決して放置せず、すばやく対処していきましょう。



また、カビ除去のプロに依頼することでより安全に、素早く快適な環境へ戻すことが可能です。

特に賃貸物件にお住いの方はご自宅に発生したカビがどのような状況なのか、業者に調査・見積もり・相談してみましょう。


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